たそがれ流星群①
~ロイ氏の情報が少ない時は趣を変えましょう。~
若き日の自由な恋は手当たり次第の当たって砕けろに数打ち当たる。
甘いも酸いもかみ分ける年代になると人生観を共有出来る相手が欲しくなるもの。
心の隙間を埋めるささやかな願望というニーズに応えたのが「たそがれ流星群」か。
ビッグコミックの連載は真っ先にページを開いていたものだが、退職後は読む機会も
なくなった。(買って読むほどのものでもないという事か)
持っている古い映画の数点は”元祖・たそがれ流星群”とでもいうべき内容のもの。
恋愛映画に時代は関係ないという事か? まずはフランス版を。
「うず潮」1976年 独身の最後の時期に観た映画
酒場女のネリーとひょんな事で知り合う。妻とは別居中だったが
結婚生活を続けるか刑務所行きかにためらいもなく後者を。
出所後、定宿のホテルにネリーから住所を知らせる手紙が来ていた。
訪ねた時、彼女は野良仕事をしていた。堅く抱き合い、ジ・エンド。
ストーリーは単純で愚作の部類だろうが、地位よりも自分の人生を
優先した生き方に共感した記憶がある。こんな人生、あってもいい。
出演 イブ・モンタン カトリーヌ・ドヌープ